古いビルのエネルギー使用量を
「ゼロ」に近づけるためのリノベーション。
私たちはそれを「ゼノべ」と名付けました。
エネルギーに関する新しいテクノロジーは、
毎日のように発明されています。
最新の設備をとりいれた新しいビルが建つ一方で、
いまこの社会にたくさんある古い建物たちを変えていくことも
より大きく未来を変える活動になるのではと考えます。
新しい時代に求められる部分だけ、
新しくしていくリノベーション。
その意志に賛同してもらえるすべての人々と今後、
#Teamゼノべ というチームを組みたいとも考えています。
いまあるものを大事にしながら、未来を想い、
環境にやさしく、働く。
そんな場所で働くことも、これからの時代、
大きな価値になる気がしています。
すべてのビルは、地球を救うビルになれる。
プロジェクト第一号、大阪からはじまります。
“ゼノべ”プロジェクトとは
〜#Teamゼノべ の輪を広げ、既存ビルのエネルギー削減に取り組む〜
2050年の「ネットゼロ」実現へ向けて、不動産業界においても、温室効果ガス排出量を削減していくことが求められています。
日本の2030年までのCO2排出削減目標は、「2013年度比46%」です。決して少なくはない量の削減が必要です。この目標達成に向けて、特にオフィスビルをはじめとする商業用不動産の環境性能向上の重要性が高まっています。ちなみに、全国のオフィスビルのストック面積のうち、「約90%弱が築10年以上」、「約70%弱が築20年以上」の既存ビルとされています。建築物分野の消費エネルギー削減目標のうち、既存ビルの改修は、実に約30%弱を占めています。既存ビルの環境性能向上は、不動産業界におけるネットゼロ達成にとって、不可欠な取り組みなのです。
近年、建築工事費の高騰や建築物の建て替えに伴う環境負荷が懸念されています。そんな中で、既存資源の有効活用を目指すこの“ゼノベ”プロジェクトには大きな意義があります。本プロジェクトに賛同いただける方々と共に「#Teamゼノべ」の輪を広めていきたいと考えています。
“ゼノべ”プロジェクト第一弾は、大阪・淀屋橋「日建ビル1号館」
DBJと日建設計は、“ゼノベ”プロジェクトの第一弾として、大阪・淀屋橋に所在する築55年のオフィスビル「日建ビル1号館」において、環境価値(=ZEB Readyの達成)と経済価値(=投資リターンの確保・不動産価値の向上)の両立を目指す環境改修を実施いたします。
「断熱性能の向上」「空調システムの容量と仕様の見直し」など、環境負荷を低減させる効果的な施策の組み合わせによりZEB Readyを達成し、建築・ファイナンス・ESG等の知見やノウハウを相互に活用した環境改修を推進し、不動産市場における新たな付加価値の創造を目指します。
物件名 | 日建ビル1号館 |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目6号12番 |
アクセス | 大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩5分 |
構造・規模 | SRC造・地上7階 地下1階 |
用途 | 事務所 |
築年月 | 1968年7月 |
敷地面積・延床面積 | 699m²・4,046m² |